ナショナリズムから学ぶ強い組織の作り方
みなさんこんにちわ!
僕は法学部を卒業し、新卒でベンチャー系の企業に入ったのですが、
そこは多様な才能が集まりながらも非常に凝集性の高い会社でした。
会社を愛するメンバーが多く、働くことに前向きで、この凝集性の高さこそがその会社の競合優位性でした。
その会社文化に触れ、一番最初に思ったのは「大学で習ったナショナリズムの作り方と全く同じだ!」ということ。
ナショナリズムと聞くとアレルギーを感じる人も多いと思いますが、国家をまとめる上で非常に重要な要素です。
分かりやすく言うと「われわれが日本人である」という思っていること自体がナショナリズムがうまく形成されている証拠です。
このナショナリズムという目に見えない力を使って近代国家は作り上げられてきました。
アンダーソンはナショナリズムとは「想像の共同体」であると表現しました。
想像の共同体の正体が何であるかは国によって違います。
共通の歴史や言語が大きなファクターの一つです。
これらは初めからあったものではなく、義務教育を通じて作り上げられたものです。
それ以外にもアメリカでは「自由と平等を共有する価値観」を、現在の中国では「中国3000年の歴史」を、日本では「2000年以上続く天皇系統」を持つということを国民が共有することで想像の共同体を作り上げていくのです。
僕が新卒で入社したベンチャーは意図してか、意図せずか分かりませんが、
まさに想像の共同体が作り上げられていました。
人事が陣頭指揮をとって社内言語をまとめ上げ、役職意識のないフラットな組織構造、社長による「目指すべき将来のビジョン共有」をなんどもなんども繰り返しました。
まさにこれは想像の共同体です。
もし読者に組織の作り方でお困りの方がいらっしゃいましたら、政治学のナショナリズムについて勉強することを強くオススメします。
普段は法律についての記事を書いています。
法律問題等で質問がある方、記事にしてほしいテーマがある方はコメント欄にどしどし書いてください。
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教育現場が変わる?著作権法の改正について!
みなさんこんにちわ!
本日のテーマですが、今年の5月18日に成立した「著作権法の改正」です。
その中でも取り上げるのは、教育現場の未来を必ず変えるであろう35条についてです。
●著作権法とは?
そもそも著作権法とは、「なんらかの著作物を作成した著作者の権利を適切に保護するため」の重要な法律です。
著作者は自らの著作物について第三者に許可なくコピーされたり、ネットで公開されない権利を持っていると書かれています
ですので、例えば僕のこのブログも著作物に当たるので、無断でどこかの掲示板にコピーすると著作権の侵害に当たります。
でも学校で先生が新聞の切り抜きや小説の一部分を教材にしていたことがありませんか?
では、その先生は著作権法に違反しているのでしょうか?
実は著作権法にはいくつかの例外規定を置いているのです。
35条で学校教育のためであれば、他人が作った著作物を無断でコピーして生徒に配布することができると書かれているのです。
今回の著作権法の改正ではこの35条の規定が改正されます。
●ICT教育に備えた著作権法35条の改正
今回の改正では、35条の例外規定の範囲が広くなります。
これまでは、学校現場において著作物を紙媒体で配布することのみを認めていました。
しかし、今回の改正により他人の著作物が含まれる教材を、著作者の許可なくインターネットを通じて生徒に配信することを可能にしました。
これは先生が宿題や予習、復習に必要な教材を生徒が持つタブレットやスマホに直接配信することを念頭に入れていると思われます。
つまり、公教育においてもこのような形式の導入が計画されていると思います。
●注意が必要!補償金の支払いが必要!
無許可で配信できるとは言いましたが、生徒に配信するということは少なからず著作者の利益を侵害するので、補償金の支払いが必要です。
でも安心してください。各先生が著作者に補償金を支払うという形ではなく、教育委員会がまとめて支払う形式になると思います。
この辺の細かい方法については、現在検討中のようです。
●いつから始まるの?
法律は成立しましたが、いつから適用されるかはまだ未定です。
改正法を見ると「広布の日から起算して3年を超えない範囲内において政令で定める日」と書かれているので、2021年5月頃までに配布されると思われます。
ですので、ICTを積極的に使っていきたいと考えていらっしゃる先鋭的な先生方はもう少しだけお待ちください!
教育の現場が変わるまであと少し!
意外と知らない罰則もある働き方改革!
みなさんこんにちわ!
行政書士事務所開業に向けて日々、準備を進めています!
今日は働き方改革について書いていこうと思います。
今年の5月頃連日TVのワイドショーで取り上げられていたのでなんとなくは知っている方も多いと思います。
でも、
「働き方改革って高度プロフェッショナル人材っていうの作るだけでしょ?」
「働き方改革ってほとんどの人には関係ないんでしょ?」
って思っている方も多いんじゃないでしょうか?
でも実は違うんです!一般の従業員、経営者にめちゃくちゃ大きく関わってきます!
◯こんなに変わるの?働き方改革
働き方改革は大きく分けて「労働時間の見直し」、「雇用形態に関わらない待遇の公平性の確保」の二つのテ
希死感を抱えて10年目
みなさんこんにちは!
今日は少し重たいテーマですが、筆者がずっと抱えているものを話します。
タイトルにも書いてある通り、正直10 年間以上希死感を抱えて生き