ナショナリズムから学ぶ強い組織の作り方

みなさんこんにちわ!

僕は法学部を卒業し、新卒でベンチャー系の企業に入ったのですが、
そこは多様な才能が集まりながらも非常に凝集性の高い会社でした。

会社を愛するメンバーが多く、働くことに前向きで、この凝集性の高さこそがその会社の競合優位性でした。

その会社文化に触れ、一番最初に思ったのは「大学で習ったナショナリズムの作り方と全く同じだ!」ということ。

ナショナリズムと聞くとアレルギーを感じる人も多いと思いますが、国家をまとめる上で非常に重要な要素です。

分かりやすく言うと「われわれが日本人である」という思っていること自体がナショナリズムがうまく形成されている証拠です。

このナショナリズムという目に見えない力を使って近代国家は作り上げられてきました。

アンダーソンはナショナリズムとは「想像の共同体」であると表現しました。

想像の共同体の正体が何であるかは国によって違います。
共通の歴史や言語が大きなファクターの一つです。
これらは初めからあったものではなく、義務教育を通じて作り上げられたものです。
それ以外にもアメリカでは「自由と平等を共有する価値観」を、現在の中国では「中国3000年の歴史」を、日本では「2000年以上続く天皇系統」を持つということを国民が共有することで想像の共同体を作り上げていくのです。

僕が新卒で入社したベンチャーは意図してか、意図せずか分かりませんが、
まさに想像の共同体が作り上げられていました。

人事が陣頭指揮をとって社内言語をまとめ上げ、役職意識のないフラットな組織構造、社長による「目指すべき将来のビジョン共有」をなんどもなんども繰り返しました。
まさにこれは想像の共同体です。

もし読者に組織の作り方でお困りの方がいらっしゃいましたら、政治学ナショナリズムについて勉強することを強くオススメします。

 

 


普段は法律についての記事を書いています。
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