急増する大人の発達障害!ADHDとは?

近年、大人の発達障害が急増しています。
正確に言うと、大人の発達障害を疑い、実際に診断される方が急増しています。
この記事では、大人の発達障害ADHD」とは一体なんなのか紹介していきます。

1.意外と多い大人のADHD
一般の方にとって、発達障害というとどこか遠い存在のように感じますよね。
しかし、実はADHDの方は意外と多く、学齢期であれば3~7%、大人になってからも2~4%いると言われています。
つまり、30人クラスであれば2~3人はいる計算になるのです。
では、なぜ遠い存在のように感じるのでしょうか。
それは、以前は現在ほどADHDへの理解が進んでおらず、実際にADHDの特性が露出していた場合でも、気づかれずないままであった場合が多いのです。



2.ADHDの特徴
ADHDの特徴としては、「不注意」、「多動性」、「衝動性」が挙げられ、どれがより強く出るかについては個人差があります。
それぞれの行動傾向は下記の通りです。

「不注意」
・忘れ物、なくし物が多い
ケアレスミスが多い
・時間管理が苦手

「多動性」
・じっと座ることができない
・目的のない動きが多い

「衝動性」
・思ったことをすぐに口に出してします
・出し抜けに答えてしまう

3.ADHDの二次的症状
ADHDをもつ子ども、大人には様々な二次的症状を発症しやすいと言われております。
個人的には、ADHD自体よりも、ADHDによって積み重ねてきたこちらの症状の方が、社会生活を苦しめているのではないかと思います。
例えば次のようなことです。
うつ病などの精神疾患
・失敗を認めず、言い訳をする
・自己肯定感が低く、何かに挑戦できない

4.ADHDの子を持つ親に伝えたいこと

最後に、ADHDと診断された、あるいは疑いのある子をもつ親御さんに、自身の経験談も踏まえ伝えたいことを書きます。
それは、3に書いたこととも繋がるのですが、お子さんの「自己肯定感を守る」ということです。
ADHDを持つお子さんは学校生活の中で様々な壁にぶつかります。

自己肯定感は一度失うと、なかなか修復しにくいものです。
お子さんのより良い未来のため、周囲の子と比べるのではなく、お子さんに寄り添ってあげてください。